【カレーライフ】スパイス香る青春カレー小説
今回の小説は「竹内真」さんの青春小説『カレーライフ』をご紹介させていただきます。
子供時代に祖父の営む洋食屋に集まってカレーをご馳走になって遊ぶ楽しい時間、その時祖父が倒れ亡くなってしまいます。
通夜の夜に、従兄弟同士の5人の子供たちは「大人になったら、カレー屋やろう」との誓いをしますが、やがて二十歳目前にした主人公ケンスケはいつしかそのことを忘れ、なんとなく過ごしていました。
ところが、偶然子どもの頃の誓いを聞いていた父親が癌に倒れ、余命いくばくもなくなると「お前カレー屋になるんだろう」と言い出し、勘違いしていた父は祖父の洋食屋の土地と建物を遺産として残します。
とりあえずといった感じでカレー屋を始めることにしたケンスケは、残りの従兄弟の協力を得ようと、彼らに会うための旅を始めます。
700ページ越えの大容量ですが、スピード感のある展開なので一気にも一章ずつでも読み進める事ができます。一度読んでみてはいかがでしょうか。
カレー尽くしのこの一冊。この小説は読めばカレーが作りたくなるかもしれませんね。